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『産後パパ育休』取得者 第1号誕生

2023年2月吉日 旭汽船所属の航海士に第一子が誕生しました。
そして2022年10月から施行されたばかりの『産後パパ育休(出生時育児休業)』を取得し、当社初の産後パパ育休取得者となりました!

2022年10月、改正育児・介護休業法により「産後パパ育休(出生時育児休業)」や「育児休業の分割取得」施行されました。今回の改正では男性がより育児休業を取得しやすくなるように改正されたことが大きく注目されていました。

当社はこれまで男女ともに乗組員の育児休業の取得実績がありませんでした。それは所属船員の平均年齢が37歳(2023年4月時点)と若い船員が多く活躍する会社であり独身の者も多いというのも大きな理由の1つですが、タンカー船という特殊な職場環境や勤務形態もあってか改正前の育児休業制度は採り入れづらく、また取得を希望する者がおりませんでした。

『産後パパ育休(出生時育児休業)』は新たに創設された制度なので、まずは陸上社員で社内勉強会を行い新制度への理解を深めるところから始めました。そこで「その時」が来たら全部署協力のもとに実施に向けて行動するという確認を行いました。

そして奥様がご出産を控えている航海士へ『産後パパ育休』制度の個別説明を行い、メリット・デメリットを含めて良く考えていただいた結果、取得することになりました。

『産後パパ育休』を取得した航海士からコメントをいただきました。
「船員という仕事柄 子育てにはなかなか参加しづらいと思っていたのですが、子供が生まれて間もない大変な時期に『産後パパ育休』を取得できたことで夫婦ともに朝から夜まで育児できたことはとても良かったです。育児休業給付金は休業取得から給付までにタイムラグがありますが、総合的に考えてメリットの方が大きいと思いました。」

海務部 担当より
『産後パパ育休』は新しく創設された制度の為、内容も手続きも初めての事ばかりで戸惑う事も多々ありました。その度に最寄りのハローワークに何度も足を運び質問をし、提出書類の添削をしてもらいました。また、配乗担当とのスケジュール調整も必要となりますので、チーム一丸となって取り組んだ事で滞りなく実施できたと思っています。取得により当該航海士は有益な時間を過ごせたようで安心いたしました。

産後パパ育休(出生時育児休業)が10月1日から施行されます

出典:厚生労働省ホームページ 報道発表資料 (https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27491.html)

御社は大丈夫? 船員の育休制度の改正(PDF)

出典:国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/maritime/content/001517451.pdf)