甲板部 2023年入社
M.H(女性)
船員を目指そうと思ったきっかけを教えて下さい
叔父が外航船の船長をしていて、船乗りという仕事を知りまして、中学の時から理系だったので将来のなりたい職業の一つとしました。
普段のお仕事の内容を教えてください。
甲板員の仕事は諸作業で、基本的には船首配置で係船ロープの取扱をしています。荷役中は貨物油がタンク内に入るのを目視確認し、荷役が開始したらデッキ上のワッチに入ります。(※2025年3月現在は三航士を執職中)
三航士をやってみてどうでしたか?
最初に三航士を執職したのは近海丸の時です。はじめは甲板員として乗船し、仕事を覚えた位からいずれ執職するであろう三航士の仕事を早めに教育していただいていたので、実際に三航士の仕事を始めても特に違和感なく職位が変わったなという程度でした。
実際に船員になってみてどうでしたか?
最初は乗船せずに陸上勤務員として海務部や安全管理部の仕事をしていたのもありますが、乗船してからは長くもあり早くもあり(笑)乗船してから最初の1ヶ月は長く感じて、残りの2ヶ月は比較的早く感じます。
船員のイメージは入社前と入社後で変わりましたか?
ほとんどイメージ通りでした。思っていたよりも年長の諸先輩方が色々丁寧にと教えてくださって、ちゃんと経験を積めていて良かったです。
実際に入社してみて旭汽船はどんな会社でしたか?
もともと知り合いからの紹介だったので、実際に女性の先輩もいてやりやすい環境ではありました。
また、良い意味で適切な距離感があった。乗船中は大きなストレスはないですね。乗船期間が長くなってもそこまでストレスを感じないようです。
陸上側の対応はどうですか?
早めに申し出れば休暇希望もなるべく調整しようとしてくれる姿勢が見えて良くしてくれているなと思っています。
夢はありますか?
今のところはないです。自分の人生観として、親や周りの方が尊敬できる方ばかりだったので同じように立派な大人になりたいと思っています。
今挑戦していることはありますか?
もともと英語が好きで留学経験もあります。乗船していると英語に触れる機会が少なくなるので日本語字幕なしで映画を見たり、外国の友達と電話をしたりしています。
そのほかに資格の勉強をしています。英語系、パソコン系などいくつか持っており、今は簿記。資格取得は趣味というかライフワークに近いですね(笑)
休暇中の過ごし方は?
休暇は友達と遊んだり旅行に行ったりします。最近は国内旅行ばかりでしたが、海外旅行の方が好きでよく行っていました。
留学時のホストファミリーとも今でも連絡を取り合い、行ったり来たりしているのでまとまった休暇はありがたいです。読書も好きで、特に小説や哲学の本が好きです。洋書も難しい言葉を調べながら読みます。船でも乗船時に5冊位本を持ち込んで、読み切ってしまったらKindleでダウンロードして読んでいます。
女性として乗船中に不便を感じたことはありますか?
近海丸と近竜丸に乗船しましたが部屋にシャワーもトイレもついているから安心ですし暮らしやすいですね。
練習船との違いはありましたか?
練習船とは完全に別物ですね(笑)私が練習船に乗っていた頃はちょうど新型コロナウイルスが蔓延していた真っ只中で、緊急下船しなければならなかったり上陸もほぼできなかったり、休暇もカットとなりすぐ復船しなければならなくてコロナ禍にはかなり振り回されました(苦笑)
タンカー船を志望した理由はありますか?
タンカー船が荷役が大変なことは知っていましたが一番勉強になるし経験が積めるし、タンカー船が平気ならどの船もいけるという思いで選びました。
司厨長の食事はどうですか?
おいしいです!冷やし坦々麺が特においしかったですね!
未来の後輩に向けてメッセージをお願いします!
乗船するとわかりますが、旭汽船は年齢の近い若い先輩も多く話も合ってとても親しみやすいのが特徴ですね。仕事の疑問や質問をしやすい環境なので仕事がやりやすく、すぐに自分の成長につながりますのでおすすめです。